以前は日本の国には仲人というシステムがあって、積極的に適齢期の男女をお見合いさせて結婚させる習慣がありました。それが普通だったわけです。
西洋的な考え方が普及して、結婚相手は自分で決める、好きや嫌いは自分が判断するという考え方が広がり、自然と仲人をやる人が激減してしまいました。
しかし、お互いに好きで結婚したものの、好きだ嫌いだは、結婚して3年も過ぎれば問題にならなくなって、性格・ものの考え方・収入の多少などで夫婦関係に亀裂ができて、特に最近は3組に1組が離婚してしまう時代になりました。バツ1、バツ2はあたり前という時代になってきたわけです。
しかし、バツ1バツ2でも子どもがいない人はいいですが、子どもができてからの離婚は問題が多く発生しております。離婚の場合、母親が子どもを引き取るというケースが圧倒的に多く、しばらくすると収入が減少するため、貧しい暮らしをせざるをえない家庭が増えてきました。そのような社会的背景で、
息子
娘
などの理由から、結婚をためらう、結婚を諦める男女が以前に比べて激増しています。そういう息子・娘を見て、孫の顔が見れない、と不安や腹をたてている親も多いですが、なかば諦めている親も増えています。
これでは少子化になるのはあたり前。本人達も親も娘・息子が結婚することは諦めているわけですから。